恋心も一緒に成長したらしく
(ギミー・アダイ(7年後)/天元突破グレンラガン) WEB拍手

「ギミーも本当に大きくなったよねぇ」
「そりゃあ7年も経てば大きくなるだろ」
「こーんなかっこよくなっちゃって!」
「な、何言ってんだよ!」
「いやいや、お姉さんは本当に感無量です」
「…子供扱いするなよな」
「あ、ごめん。嬉しくって、つい、ね?」
「いつまでも子供だと思ってたら、大間違いだからな!」
「ちょっとギミー!?…あー行っちゃったよ…これってもしかして…反抗期?」



好きな人とは何でも共有していたい乙女心
(ジェット・ブラック/COWBOY BEBOP) WEB拍手

「…何やってんだ」
「塗っていました」
「…おまえなぁ。勝手に人の足にマニキュアなんか塗りやがって」
「否!これはペディキュアです」
「名前はどうでもいい。それよりもだな、問題なのは、」
「どうでもいいとはどういう了見ですか!名前にはコトダマというものが宿っていて、それを疎かにするとそれはもう恐ろしい呪いが降りかかるとかなんとかかんとかなむあみだぶつ」
「意味がわからん!あぁ、くそっ。もう乾いてるじゃねぇか!」
「一日くらい足の指先が可愛いジェットさん、ってのも悪くないと思うんだけど」
「悪い、悪いに決まってる!」
「…おそろいなのに」
「ん?何だって?」
「何でもありませんー」



今以上に愛されたら死んでしまう!
(マスク・ザ・レッド/ジャイアントロボ) WEB拍手

「ロミオとジュリエットは素晴らしいよな」
「ぶはぁ!?」
「飲み物を噴くな!汚いではないか」
「蔑みの眼差しを向けないで下さい!いや、だってね!?まさか貴方の口から”恋愛ものが素晴らしい”なんて聞くとは思わないでしょう!」
「私とて芸術を愛する心くらいある」
「…はぁ」
「二人はな、殺し合うのだぞ!これぞ究極の愛と言えよう」
「はーあ、なるほど。そういう解釈できましたか…そうですね、合ってるといえば合ってますか」
「何だその眼は」
「いえいえ…あ!つまり?貴方は私の為に死んでくれるんですか?」
「何故私が死なねばならんのだ!」
「愛否定されたー!」
「まぁ待て。お前を殺したい程には…愛しているぞ」
「そこで照れられても」
「これ以上私にどうしろと言うんだ!」
「現状維持で十分です」



後輩は心配性
(神行太保戴宗/ジャイアントロボ) 121001

「わ!戴宋さん!何ですかその怪我!?」
「唾でもつけときゃ治るだろ」
「何言ってるんですか!ちゃんと手当てしないと…そうやって放っておいて、腐りでもしたら困るでしょう!」
「いや、腐るって、お前なぁ。飛躍しすぎだろう、それは」
「そんな事無いですよ。戴宋さんが短絡的すぎるんです」
「先輩に向かってなんだその言い草は」
「昼間から飲んだくれてる先輩には、思った事を素直に意見させていただいてます」
「…俺もとんだ後輩を持ったもんだ」



それは、欲深き
(眩惑のセルバンテス/ジャイアントロボ) 121001

「昔からお金持ちと結婚したかったの」
「正直だなぁ君は!私は正直者が大好きだ!しかしだね、君、それでは私でなくとも良かったということではないか」
「悲しい?」
「悲しくないと言えば、嘘になるとも」
「まぁ、愛しい人!貴方で良かったと思ってるのは本当よ」
「おやおや、含みを持たせるな」
「ほら、よく愛とお金のどちらを選ぶか、とか言うでしょう?」
「ふむ」
「私はね、どうせなら愛もお金も両方手に入れたいと思っただけ」
「なるほど」
「純粋でしょう?」
「…嗚呼!君はなんて欲深いのだろうな!」
「あら、欲深い女は嫌い?」
「いいや、嫌いではないさ。なぜなら私は、君を心底愛しているからね」

>> 戻る <<