自覚の無い娘に手を焼く男
(パラケルスス/ピルグリム・イェーガー) WEB拍手

「パラケルススさんはいっつも冗談ばっかり」
「何言ってるんですか。アタシはいつでも本気ですってば」
「またそんなこと言って」
「貴方はね、わかってないんですよ」
「何が!」
「貴方が十分美しいってことです」
「お世辞は結構です!」
「…ほんっと頑固ですよねぇ」



初めてのキスの味なんて、恥ずかしすぎて覚えていない!
(パラケルスス/ピルグリム・イェーガー) WEB拍手

「あああ穴があったら入りたい!」
「掘りますか?手伝いますよ!」
「結構です!はりきらないで下さい、パラケルススさん!あぁっ、もう嫌!」
「まぁまぁ、落ち着いて下さいよ」
「これが落ち着いていられますか!」
「アタシとしては、このまま二人で仲良くお茶ってのも悪くないんですが」
「お茶なんてそんなゆったりまったりできる訳ないじゃないですか!」
「キスの後のアフタヌーンティー。洒落てません?」
「き、きすって、そんなはっきり…!あああ穴があったら入りたい!」



花嫁衣裳は誰のもの
(フランシスコ・ザビエル/ピルグリム・イェーガー) WEB拍手

「ザビエル君、似合いすぎなんですけど…!」
「…嬉しくないです」
「だって!似合ってるよ!?ウエディングドレス!」
「何で僕がこんな目に…」
「しょうがないでしょう。これも作戦のうちなんだから」
「半分くらい面白がってませんか?」
「そんな事ないってば!半分は真面目です!」
「思いっきり肯定じゃないですか!」
「まぁまぁまぁ」
「…いいですよ、いつか貴方にも着てもらいますから」
「え?」
「な、何でもありませんっ」



間接キスだとは誰も意識してないけれど
(神行太保・戴宗/ジャイアントロボ) WEB拍手

「お、うまそうなもん食ってるな」
「あ、戴宋さん。呉先生が下さったんですよ、このお饅頭。ほら、こんなに」
「この袋の中、全部饅頭か」
「すごくおいしいんですけど、全部食べたら太っちゃいそうですよね。もし良かったら、戴宋さんも食べません?」
「あー…喜んで一緒に平らげてやりたいんだが、これから長官に会って来なきゃならなくてな」
「あ…そうなんですか」
「ま、一つくらいならいけるだろ。これ、貰ってくな」
「え?あ、それ、私の食べかけじゃないですか!ちょっと、戴宋さーん!?」



恋する少女は果てしなく盲目な生き物である
(マスク・ザ・レッド/ジャイアントロボ) WEB拍手

「レッドさんて本当に鬼畜でドSで俺様で人でなしですよねぇ」
「…貴様、私に喧嘩を売っとるのか」
「決してそういう訳じゃないんですけど」
「あまり面白くない冗談を言うと殺すぞ」
「流石にそれは勘弁して下さい」
「冗談だ」
「貴方が言うと冗談に聞こえないんですってば」
「殺すぞ」
「すいません私が悪かったです!いえ、ほんとに!だからさり気なく刀抜くのやめて下さいぃぃぃ!!」
 間。
「…で?」
「あ、はい、それでですね、私が何を言いたかったのかというと…」
「聞いてやろう」
「私はそんなレッドさんが大好きなんですよ。これってちょっとおかしいんですかね?」
「………知るか」

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