ハロウィン〜お菓子も悪戯も〜
(幻惑のセルバンテス/ジャイアントロボ) WEB拍手

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ悪戯しますよ!」
「おやおや、随分可愛らしい狼だな」
「あ、この狼の仮装、爪が本物なんで気をつけて下さいね」
「随分本格的だな!」
「なぜかレッド様が異常なこだわりを見せまして…どうせやるなら殺傷能力がどうとか」
「詳しくは聞かないでおこう」
「それがよろしいかと」
「それより…お菓子をご所望だったかな?ちゃんと用意しておいたから受け取りたまえ」
「こんなに!?いいんですか?」
「あぁ、君の為に買い占めておいたものだからね」
「やりすぎですよ…!でも、その気持ちは嬉しいです。ありがとうございます」
「喜んでもらえて何よりだ!さて、ここからが本題だ」
「本題?」
「君は私にどんな悪戯をしてくれるのかね?」
「いや、お菓子はいただいたので、悪戯は…」
「私が満足する悪戯を頼むよ。その為にお菓子を買い占めたようなものだからねぇ」
「…お菓子は返品不可ですか?」
「勿論!」



ハロウィン〜腹が減っては何とやら〜
(スパイク・スピーゲル/COWBOY BEBOP)WEB拍手

「………お菓子くれなきゃ悪戯するぞ」
「スパイクさん、テンション!テンション低!?」
「…食い物、なんか無いのか」
「怖い怖い怖い!もうちょっとハロウィンらしくして下さいよ!」
「うるせえ!腹減ってんだよこっちは!」
「何なんですか!?」
「金が無いからだ」
「そんな堂々と言われても…!知りませんよ私は!」
「なんか持ってないのか!?」
「なんかって言われても…」
「もういい、お前を食う」
「な!?何言ってるんですか!」
「食うっつうか抱くっつうか…ちょっとは食欲、紛れるだろ」
「お腹減りすぎて思考おかしくなってません!?それ余計お腹減りますよ!?」
「………だよなぁ」



ハロウィン〜悪戯を選ぶ男〜
(ホークアイ(クリント・バートン)/アベンジャーズ) WEB拍手

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」
「…何の真似だ?」
「何の真似って、クリント、ハロウィン知らないの?」
「いや、知ってる」
「それなら良かった!と言う訳で、改めまして…お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」
「生憎だが、何も持ってないな」
「そっか、残念…コールソンとブルースからは貰えたんだけどなぁ」
「…で?」
「でって?」
「悪戯するんだろ?」
「え」
「ほら」
「いや、ほらって、そんな、両腕広げてウェルカム体勢になられましても…!」
「何だ、しないのか」
「クリント…!?」



MY HERO その後
(ブラック・ウィドウ(+キャプテン・アメリカ)/アベンジャーズ) 121101

「相談って?」
「実はロジャースさんのことで…最近、どうも避けられてるみたいで」
「あぁ、あれね」
「やっぱりナターシャさんも気付いてました!?」
「露骨よねぇ」
「そうなんです!私、何かしたかと思って…」
「ほんと貴方達って似た者同士なんだから」
「どういうことですか?」
「何も心配いらないってこと」
「私、嫌われたんじゃ…」
「それは絶対に無いから安心しなさい」
「でも」
「私が貴方に嘘言ったこと、ある?」
「…無い、です」
「でしょ?それなら安心して。大丈夫だから」
「はい…」



愛さえあれば
(ソー(+ロキ)/アベンジャーズ) 121101

「ソーさんはこの地球に恋人がいらっしゃるんですよね?」
「あぁ、まぁな」
「人を大切だと想う気持ちに、世界は関係無いということでしょうか」
「そうだとも」
「と、いうことは」
「ん?」
「地球の私が、アスガルドのロキさんに想いを伝えても構わないということですね?」
「…どういうことだ?」
「実は私、ロキさんのことが好きなんです」
「我が弟とはいえ………正気か?」
「正気ですとも!ソーさんと言えども失礼ですよ」
「あぁ、すまん…つい…」
「まぁ、ソーさんにとっては弟さんのことですから、動揺されても仕方ないでしょうけど」
「いや、そういう問題だけではなくてだな…まぁ、いい。それよりも、どうしてロキを?」
「初めて見た時は、上品だけど冷たくて怖そうな方だと思いましたよ?でも…実際は、お兄さん想いの素敵な方だなって。それに、こうと決めたらそれに向かって一生懸命突き進んで行く所とかもかっこいいですし」
「はぁ、なるほどなぁ…」
「そんな訳で、ロキさんに想いを伝えさせていただきたいと思います!応援してて下さいね、お義兄さん」
「ちょっと待て。まだお前の義兄になった覚えはないぞ?」
「あ、ばれましたか」

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