3分間クッキング
(ジェット・ブラック/COWBOY BEBOP)

「ジェットさんの三分間クッキングー!」
「何だそれ」
「お料理教室をやるんだからタイトルは必要かなって」
「そういうどうでもいい所は頑張らんでよろしい」
「形から入るタイプなんです」
「何かずれてないか?…まぁいい、始めるとするか」
「はい!」
 数分後。
「と言う訳で完成です!が、ジェットさん、これは…?」
「チンジャオロースだ」
「あの、肉入ってませんけど」
「以上!三分間クッキングでした」
「ジェットさん!?」



涼みたい娘と涼みたい男
(ジェット・ブラック/COWBOY BEBOP)

「………おい」
「何?ジェットさん」
「暑い」
「だねぇ。今日は本当に暑い」
「…特に俺は腕が暑いんだが」
「あ、もしかして私が抱きついてるから?」
「俺は深くそう思う」
「だって今日暑いんだもの!」
「そこでさらに温度を上げてどうする!」
「いや、ジェットさんの左腕がね、心なしかひんやりとしていて気持ちいいんですよ」
「俺は暑い」
「…あはははは」
「笑ってごまかすな!」



味は保障できませんが愛情はたっぷりです
(ジェット・ブラック/COWBOY BEBOP)

「お前は本当に料理が下手だな」
「う…」
「逆にすごいと思うぞ。例えばこの卵焼きになり損なった卵の形とか」
「ジェットさん、それは、その…」
「こっちのもすごいよなぁ。サラダを作ろうとしてここまで破壊的かつ創造性を発揮する奴も珍しい。お前、天才か?」
「褒められてる気が全くしないんですけど!」
「だろうな。褒めてないからな」
「ジェットさんて時々すごく意地悪ですよね…」
「俺は事実を言ったまでだろうが。しかしあれだな、そんなんじゃ嫁の貰い手を捜すのも大変だな」
「ジェットさんは料理できるんだから私を嫁に貰ってくれればいいじゃないですか」
「あぁ、嫁に来るか?」
「やっぱり貰ってくれないですよねー…って、え、えええええ!?」



その嫁は誰の嫁
(?/COWBOY BEBOP)

「よめ〜、よめ〜、およめ〜」
「ねぇ、エド。その歌、何?」
「これはねぇ、お嫁の歌〜」
「お嫁の歌?」
「そー!」
「何でまた急に」
「だって貴方はビバップ号に来たお嫁さんなんでしょ?」
「えええ!?」
「ふぇいふぇいがそう言ってたもーん」
「…後でフェイさん捕まえなきゃ」



寒い日は
(ジョヴァンニ・デ・メディチ/ピルグリム・イェーガー)

「おや、いい匂いがするな」
「おかえりなさい、ジョヴァンニ様。今、シチューを作ってるそうですよ」
「シチューか」
「外は寒かったでしょう?きっと身体も温まりますよ」
「今日は雪も降っていたしな…部屋に入ってきても寒いくらいだ」
「大丈夫ですか?風邪なんかじゃないといいんですけど…」
「と言う訳で、シチューが出来るまでお前に温めて貰いたいんだが」
「ジョヴァンニ様!?」
「いやあ、寒い、とても寒い」
「…はぁ、わかりましたよ」

>> 戻る <<